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  • 執筆者の写真Vicle 編集長

【滋賀大経済】データと評判で見るおすすめのコア科目



 こんにちは!大学生にちょっと役立つ情報を提供する、Vicle編集長です!


 今回は、滋賀大経済学部の学生なら絶対に一度は聞いたことのある「コア科目」のお話です。「コア、コア」とよく言うものの、実際どの科目を取るべきなのか、そもそもコア科目って何なのか、よくわかってない人も少なくないはず。


 今回はそんな「コア科目」について、改めて調べてわかったこと、そしておすすめのコア科目など、役立つ情報を惜しみなくお伝えします!

 滋賀大生なら聞いて損はないはず!ぜひ最後までご覧ください!


 


1.コア科目って何?


コア科目とは


 ではそもそも、コア科目とはどんなものでしょうか。コア科目には以下の12科目があり、それぞれ2単位です。科目名に「B」が付くものは、同様の科目名に「A」が付くものの発展篇です。


・ミクロ経済学A

・ミクロ経済学B

・マクロ経済学A

・マクロ経済学B

・コア政治経済学

・統計学A

・統計学B

・社会経済史

・経営学

・簿記会計

・法学

・論理学


なぜ大事なの?


 ではなぜ、コア科目が大事だと言われるのでしょうか。その説明には、「進級要件」と「卒業要件」が関わってきます。


「進級要件」とは、2年次から3年次に進級するために満たさなければいけない条件のことです。また、「卒業要件」とは大学を卒業するために満たさなければならない条件のことです。

 その2つの要件の中でも特に重要なのが、コア科目の修得です。滋賀大学経済学部の「学修navi」(2019年版)には、コア科目の修得について次のように書かれています。


【昼間主コースの場合】12科目の中から、進級のためには6科目12単位修得することが必要です(卒業要件も同じ単位数ですが、別途、類型における指定科目が定められています)。

【夜間主コースの場合】12科目の中から、卒業のためには3科目6単位修得することが必要です(別途、類型における指定科目が定められています)。


※2019年度入学生の情報です。年度によって内容が細かく異なる場合があります。必ず、自分自身で要件を確認してください。


 つまり、コア科目を指定された数以上、修得しなければ3回生に進級することができず、さらに類型によって定められた科目を履修していないと、大学を卒業することができません。

※夜間主の場合、どちらも卒業要件です。


 

2.コア科目の選び方


 では、いざコア科目を履修する際、12科目の中からどのように履修を決めれば良いのでしょうか。その方法について、ご説明します。


自分が単位を取りやすい科目を選ぶ


 当たり前の話ですが、進級要件や卒業要件を満たすためには、ただ履修すれば良いのではなく、単位を取得しなければなりません。

 昼間主の学生であれば、2回生の秋学期までに指定された単位数を修得できなかった場合、3回生への進級ができず、その時点で留年が決定します。滋賀大経済学部の留年率は、大体1割〜2割と言われていますので、決して珍しい話ではありません。

 確実に単位を取得し、留年を避けるためには、自分が単位を取得しやすい科目を履修しましょう。


授業の概要は、successの「シラバス検索」から確認することができます。その内容をきちんと確認し、自分に向いているのかどうかを確かめましょう。

 また、その授業を履修したことのある人に、感想を聞いてみましょう。その際「自分は数学が苦手」といったような情報を伝えるとさらに良いかもしれません。


参考にできる指標


 科目を選ぶ際、参考にできる指標があります。それは、昨年度の「履修者数」と「単位取得率」です。

 SULMSでは、コア科目を含む一部科目の履修者数と単位取得率が公開されています。以下のリンクよりご確認いただけます。


※SULMSへのログインが必要です


 ただし注意しなければいけないのは、必ずしもこれが難易度を示すとは言えないことです。このデータはあくまで一学期分だけのデータです。学期によって数値の上下はあるでしょうし、授業内容も年々変化しています。

 また、通年開講される科目もあれば、春学期か秋学期のどちらかにしか開講されない科目もあります。当然、通年開講される科目の場合は履修者が分散して、数値上では履修者が少なく表示されるでしょう。他にも、履修者数が極端に少ない科目については、再履修者限定など、特殊な形で開講された科目である可能性があります。


 このように、指標としては問題の多いデータですが、それを踏まえた上で、あくまで参考としてこのデータを活用することはできます。

 次項で実際に「履修者数」が多い科目と、「単位取得率」の高い科目を見ていきます。


 

3.「データ」でみるおすすめのコア科目


 では実際に、「2020年度春学期 コア科目等単位取得率」を見ていきます。下の表は、「2020年度春学期 コア科目等単位取得率」からコア12科目のみを抜粋し、履修者数の多い順に並べたものになります。


 履修者数の多いものから、経営学、マクロ経済学B、統計学Aの順に並んでいます。一般的な授業ではない標準試験や集中講義のデータは除外しています。


 次に、以下は同じ表を合格率(単位取得率)の高い順に並び替えたものになります。

 合格率の高いものから、経営学、コア政治経済学、社会経済史の順に並んでいます。


 この2つの数値で順位付けした際に、どちらの数値でも上位5番目までに入る科目は以下の3つです。


・経営学

・コア政治経済学

・法学


 このデータをもとに正確な難易度などを表すことはできませんが、上記の3科目は比較的安全に履修できる科目だと言えるでしょう。


 

4.「評判」でみるおすすめのコア科目


 では次に、何ら数字には基づきませんが、学生の「評判」によってコア科目を見ていきます

 数人への聞き取りや、私がこれまで聞いた話、私自身の履修経験などをもとに、おすすめできるコア科目は以下のものです。


法学

 この科目は、他の法律系科目(労働法や民法)を履修するための予備知識を身につけること目指す科目です。法律の条文の読み方や、表記のルールなど、少し細かくややこしい内容ではありますが、その分丁寧に授業を進めていただけます。

 私も1回生の春に受講しましたが、馴染みのない法律の分野を、新鮮な気持ちで楽しみながら学ぶことができました。


経営学

 経営学の分野の基本的な内容を取り扱います。「経営」と言っても、企業の経営に限った話ではなく、チームや組織の運営に関わるなら役に立つ知識を幅広く学ぶことができます。

 人のモチベーションを上げる方法や、組織の構成など、知っておいて損のない知識ばかりです。実際の企業の例などを多く取り上げるので、様々な理論をわかりやすく学ぶことができます。


論理学

 実際何を勉強するのかわかりにくい科目ですが、簡単に言えば、ある文章や考え方について、論理的に分析する学問です。

 例えば「太郎は高校でサッカー部に入った。有名なサッカー選手は皆、高校時代サッカー部だった。太郎は有名なサッカー選手になる。」この文章は正しいでしょうか。簡単な問題なのですぐに分かるとは思いますが、正しくありません。このようなものが、非常に基礎的な論理学の問題になります。

 やや頭の体操が必要な科目ですが、決して難しいものではなく、きちんと取り組めば単位は取りやすい科目です。


マクロ経済学A

 マクロ経済学Aには、コアセッションと呼ばれる演習の時間があります。コアセッションでは、SA(スチューデント・アシスタント, 現役学生が務める学習サポーター)が問題集を使ったテスト向けの授業を行います。また、SAは時間を決めて自習室に待機していますので、自由に質問に行くことができます。

 単位取得のためのサポートが充実していることから、おすすめできる科目です。


簿記会計

 日商簿記検定3級の範囲を勉強する科目です。3級程度の内容であれば決して難しいものではなく、商業高校であれば高校1〜2年生の範囲です。決められた簿記のルールに沿って、仕入や売上のデータを処理していきます。

 初心者向けにイチから丁寧に進めていただけるので、きちんと授業を受けて、簿記の概念を理解すれば、苦労せず単位は取得できるはずです。簿記検定の取得にもつながるので、おすすめの科目です。


(補足:オンライン授業で難易度は変化したか)

 授業のオンライン化によって、授業の「受けやすさ」には少し変化があったかと思われます。これは担当教員のオンライン授業への取り組み方や、慣れの違いによるものが大きいです。科目によっては「オンライン向き」したものもありましたし、そうでないものもありました。

 しかし、オンライン授業になったからといって、扱う内容が変わるわけではありませんから、科目の難易度に関してはそう変化はありませんでした。


 

5.まとめ


 いかがでしたか?経済学部の学生なら絶対気になる「コア科目」について、理解を深めることはできたでしょうか。

 今後もVicleでは、滋賀大生に役立つ情報を、どんどん発信していきます。TwitterやInstagramをフォローして、次の記事をお楽しみに!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それではまた、次の記事でお会いしましょう!


<ご注意>

 記事の中でご紹介した授業については、例年の傾向から難易度や特徴を示すものです。今後、授業の内容などが大きく変わる場合もありますのでご理解ください。

 またこの記事は滋賀大学の公式見解ではなく、あくまで学生個人の意見を掲載するものです。履修に際しては大学からの案内などを十分に確認し、間違いのないように登録を行ってください。


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